介護の仕事の問題点

超高齢化社会になると言われている現代において、介護の業界では人手不足が深刻な問題です。
法令で定められた人員配置は、この人手不足の原因の一つとなります。
特別養護老人ホームの場合、例えば入所者が3人いた場合、介護職員もしくは看護職員を1人配置すると法令で定められています。
しかし、現実にはこの状態で現場を回す事はできません。
また職員が急に病気で仕事に来れなくなった場合や仕事を辞めたりした場合、すぐに人員を配置し対応できていない場合もあります。
このような人手不足になる原因として、職場の人間関係や給与の低さにより人材が集まらない事が挙げられます。

これらの問題を改善するための一つの方法として、外国人の人材を受け入れる環境を作る事が必要になってきます。
国においてもベトナムから介護の人材が日本で働く事ができるように話が進められています。
経済連携協定により外国人の人材の多くは、高度教育を受けているため質が高く、政府から手厚い支援もあり長期雇用も可能になってきます。
日本では低給与としても出稼ぎが一般的な外国人にとっては高給与となるため、お互いに良い条件となります。

また、介護の業界では働く7割以上が女性と言われています。
女性は男性よりも感情的になりやすい特性があり、女性が多く集まる事により人間関係が悪化しやすい傾向にあります。
人間関係を上手く築き上げるためには、噂話や悪口は言わないようにする事がとても重要なポイントになります。